皆さん、こんにちは。
今回は東京2025世界陸上の2日目、中長距離種目の日本人選手の結果について振り返っていきたいと思います。
2日目、9月14日には、
女子マラソン 決勝 安藤友香、小林香菜、佐藤早也伽
男子1500m 予選 飯澤千翔
男子10000m 決勝 葛西潤、鈴木芽吹
が出場いたしました。(選手敬称略)
それぞれの振り返りをしていきたいと思います。
女子マラソンには、安藤友香選手、小林香菜選手、佐藤早也伽選手が出場しました。
小林選手は、2時間28分50秒で7位入賞。佐藤選手は2時間31分15秒で13位、安藤選手は2時間35分37秒で28位という結果になりました。
レース時の気象状況が、気温30度近く、湿度が70~80%ということで、大変厳しいコンディションでありました。暑熱対策として、小林選手、佐藤選手、安藤選手3名とも、スタート時に首を隠すタオル、帽子のようなものをつけていました。万全の準備をして、スタートラインに立ちます。
小林選手は序盤から積極的に前でレースを進めましたね。
地を這うようなピッチ走法が特徴的です。周りを走っている海外の選手の走りと比べても、いかに小林選手のピッチが速いかが分かります。
途中で後ろから来た集団に抜かされて、10位程度になった時も、諦めませんでしたね。しっかり前の選手を拾っていき、見事7位入賞を果たしました。
小林選手は初めての世界陸上でしたが、周りの選手に流されることなく、自分の走りを堂々としていました。素晴らしい走りでした。
佐藤選手は序盤から第2集団でレースを進めました。暑さと42.1951kmという長い距離なので、後半勝負と考えたのでしょうか。しっかりと後半順位を上げ、13位でゴールしました。
安藤選手は序盤は先頭集団につけていました。集団から離されても再び追いつくといったシーンもありましたが、最後は28位と言う結果になりました。
厳しいレースコンディションの中、3選手ともしっかり走り切りました。
男子1500m予選には、飯澤千翔選手が出場しました。
結果は3分41秒76で1組13着となり、準決勝に駒を進めることができませんでした。
ラスト1周のスパートに対応しきれませんでした。この経験を今後に生かしていただきたいです。
男子10000m決勝には、葛西潤選手、鈴木芽吹選手が出場しました。
鈴木選手は29分33秒60で20位、葛西選手は29分41秒84で22位という結果になりました。
レースはスローペースで進み、日本の2選手が先頭で引っ張るシーンも見られましたが、後半のペースアップに対応しきれませんでした。
優勝したフランスのグレッシェ選手のタイムは28分55秒77でした。
鈴木選手、葛西選手は27分台の10000m自己ベストを持っていますので、本来であれば28分55秒には対応できるはずでしたが、やはりペースの上げ下げがあり、そこに力を使ってしまったのでしょうか。
2021年の第97回箱根駅伝1区でも、1時間3分台のスローレースでしたが、ペースの上げ下げが激しかったですね。青学1区の𠮷田圭太選手が、「今までで一番きつかった」と言っていました。
序盤からハイペースで進むよりも、こういったレース展開の方が力を消耗してしまうことも多いと思います。
残念でしたが、鈴木選手、葛西選手のこれからの活躍に期待したいと思います。
さて、まだまだ世界陸上は続きます。選手の皆さんをしっかり応援していきたいと思います。
今回はこれくらいにします。
ここまで読んで頂きありがとうございました。それでは。
(選手の記録は、TBSテレビの東京2025世界陸上サイト、および東京2025世界陸上の公式ホームページを参照しております。情報の正確さには万全を期しておりますが、参考程度でご覧ください)

