第101回箱根駅伝 青山学院大学特集 3区 鶴川正也 エースに成長し、最初で最後の箱根駅伝へ!

箱根駅伝

皆さん、こんにちは。

今回は第101回箱根駅伝の青山学院大学の3区について書いていきたいと思います。

2区黒田朝日選手が10位で貰った襷を3位まで押し上げて、戸塚中継所にやってきました。

青山学院大学の3区を任されたのは、4年生の鶴川正也選手です。

鶴川選手、高校時代は都大路の1区で区間賞を獲得するなどしていましたが、大学に入ってから思うような走りができていなかったように感じます。

4年目、トラックシーズンから結果を残し出雲駅伝、全日本大学駅伝でも区間賞をとり、原監督からも「エースは鶴川」と認められるほどに成長しました。

最後の箱根駅伝。満を持して3区にエントリーされ、1月2日、戸塚中継所で襷を貰いました。

走りとしては、1時間1分51秒の区間4位で、3位で襷を貰い、3位で襷を渡すことになりました。

10年間青山学院大学を応援してきて、駅伝で走る選手たちを沢山見てきた私からすると、今回の鶴川選手の走りは少し物足りなかったかなと思います。

区間タイムは1時間1分51秒。本来であれば、3区の1時間1分台は速いです。ですが、鶴川選手の力、ここまでの活躍を考えると、もう少し突き抜けた走りを見せて欲しかったなという思いがあります。

途中で、差し込みが来てしまったと鶴川選手は言っていましたね。それも陸上人生で初めてだったそうです。

たしかに、差し込みはランナーからとってすれば、キツイですよね。

私も趣味程度で走っていて、5㎞のロードレースの大会にも何度も参加したことがあります。
そして、たまに3㎞過ぎてから差し込みがくるのですが、本当にキツかったです。

5km18分台後半くらいは出せるなって練習を積めて臨んだ大会があり、当日走ってみると2.5㎞まで3分40秒台/kmのラップを刻めていて予定通りだと思っていました。しかしそこから急に差し込みが来て、後半の2㎞は4分20秒/kmまで落ちてしまい、結果的に20分を超えてしまった経験があります。

なんか、呼吸と脚は全然辛くないのに、お腹が痛くて速い動きができないんですよね。

私くらいのランナーがそう感じるなら、それよりもかなり速いペースで走っている箱根駅伝の選手の差し込みもキツいものと思われます。

陸上人生で初めてきたとのことで、やはり箱根駅伝という大舞台であることと、ずっと走りたかった最初で最後の箱根駅伝で、特別な思いがあったんでしょう。普段とは違った緊張感がそうさせてしまったのでしょうか。

アクシデントがありましたが、3区をしっかりと走り切り、襷を4区の太田蒼生選手に渡しました。

先頭の中央大学との差は49秒から2分24秒に開きました。

鶴川選手が悪かったというより、先頭の本間選手が速すぎましたね

ただ、原監督から事前に「破壊するようなレースを」と言われており、私自身はもちろん、多くの青学ファンの方たちも破壊するようなレースを期待していただけに、本来の走りを見れなかったのは少し残念ですね。

鶴川選手本人も走り終わって、「悔しいですね。先頭まで行くイメージだったんで。」と言っていました。やはり本人にとっても、今回の走りは満足いくものではなかったでしょう。

鶴川選手は4年生。これが最後の箱根駅伝となりました。

青山学院大学のユニフォームを着て駅伝を走る鶴川選手はもう見れないのは残念ですが、実業団での活躍を応援していきたいと思います。

さて、襷は鶴川選手から太田選手に渡されました。先頭との差は2分24秒。差は大きいですが、太田選手の箱根駅伝ラストランはいかに。

今回はこれくらいにしたいと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。それでは。