皆さん。こんにちは!
今回は、2025年1月2日3日に行われました、第101回箱根駅伝について、話していきたいと思います。
私は青山学院大学のファンであるので、まずは青山学院大学に焦点を当て、感想等を述べていきたいと思います。
まずは往路から。
当日変更について、私自身感じたことについては、また別記事で書きたいと思うので、往路当日の選手の走りについて着目していきます。
まず1区。
3年生の宇田川瞬矢 選手が任されました。
1区と言えば、駅伝の流れを決める重要な区間。宇田川選手は力もあり、前年に10区を走っており、今回は逆向きに走るとは言え経験があるので、安心して見ていました。
スタートして、中央大学の吉居選手がいきなり飛び出す展開。宇田川選手は集団につける形でレースが進みました。
中央大学は2区以降も、溜池選手、本間選手など強力な選手が控えているので、このまま逃がしてしまうのは、まずいかな・・・と思いつつも、この集団で行って、六郷橋過ぎたあたりから、スパートして、國學院大学や駒澤大学の選手には勝って、前でタスキを渡してくれればOK!とも思っていました。
集団は10㎞を29分34秒で通過。その後も大きく崩れることなく20㎞を通過。そして、集団にカメラが切り替わり、私は信じられない光景を目にしました・・・。
なんと、宇田川選手が集団から遅れをとっているではありませんか!
これはまずい!と思いつつも、あと1㎞だし、このまま大きく引き離されなければいいとも思っていました。
私はこれまで、箱根駅伝をはじめ、沢山の駅伝を観戦してきて、1区は、区間順位よりも前との差が大切だと感じています。
もちろん、襷を他の選手よりも前で渡すことは、非常に重要なことであります。2023年の第99回箱根駅伝4区でも、先頭で当時3年生の鈴木芽吹選手と、当時2年生の太田蒼生選手がデッドヒートを繰り広げていましたが、最後は鈴木選手がタッチの差で太田選手に先着し、5区山川選手が脇田選手を突き放し、そのまま駒澤大学が往路優勝、逃げ切って総合優勝を果たしました。レース後、鈴木選手が「自分が襷を渡す順位が、チームの総合順位になると思った」と語っていた記憶があります。確かにあそこで先頭に立ったことが、流れを駒澤大学に大きく引き寄せたと思います。
他にも東洋の酒井監督がどこかで「襷を前で渡さなければ、責任を果たしたことにならない」みたいなことを話していた記憶があります。
このように襷を渡す順位も非常に大切だと思います。しかし、特に距離が長い箱根駅伝の、特に1区において、前との差も非常に大切です。
例えば、優勝を狙うチームの1区の選手が遅れをとり、区間18位、トップとの差30秒で襷を渡したとしましょう。これだけ聞くと、うーんと感じるかもしれません。しかし、例えば1区が区間2位、トップとの差2分の場合と比べてみるとどうでしょう。優勝を狙うチームにとっては、前者の区間18位の方が良いということが考えられると思います。
今回宇田川選手が20㎞過ぎで後れを取った時、私はまずいと思いつつも、「宇田川くん!順位はそのままでいいから、ラスト1㎞を悪くても2分55秒で上がってくれ!」と画面越しに叫びました。
1区のラスト1㎞はほとんどの選手がラストスパートをかけると思うのですが、速くても、2分35秒~2分40秒台で上がることが多いのではないかと感じています。よって、宇田川選手がラスト1㎞を悪くても2分55秒で上がってくれれば、2位の選手とそこまで差が鶴見で開かない、開いたとしても20秒程度で、その程度であれば、2区の黒田朝日選手が取り返してくれると思っていました。
また、集団から離れたのがラスト1㎞地点で良かった(良くはないけど)とも思いました。もし10㎞地点で遅れていたら、青山学院を応援している私からすれば発狂ものでした(笑)。どんなに強い選手でも、当日実際に走ってみるまで結果は分かりませんからね。それが駅伝の怖いところでもあります。
画面が切り替わって先頭に戻り、吉居選手がトップで襷リレー、タイムも1時間1分7秒と非常に好タイムでした。10年間箱根駅伝を見てきて、1区の1時間1分台は見ていて興奮します。これは中央大学がしばらくは逃げていくかなと思いました。
そして、画面が切り替わり、駒澤大学の帰山選手がスパート。2位に浮上します。宇田川選手は大丈夫かな、どこにいるかなと心配していたら、再度画面が切り替わり、宇田川選手がラストスパートをかけている姿が映し出されました。「よしよし、いいぞ頑張れラストだ!」と手を叩いて叫びました。
結果、宇田川選手は区間10位、1時間2分51秒でタスキリレー。黒田朝日選手が鶴見をスタートします。
一度集団から遅れたこともあり、タスキを渡すまでひやひやしていましたが、無事タスキが渡ってホッとしました。宇田川選手からすれば、不満の残るレースになってしまったと思いますが、宇田川選手は当時まだ3年生。この悔しさは直前に迫った3大駅伝で晴らしてほしいと思います。
そして、余談にはなりますが、私自身、毎年行われる箱根駅伝で特に興奮するシーンがこの往路鶴見中継所、1区から2区への襷リレーのシーンです。1区のランナーが魂を込めた襷を握りしめ、ラストスパートをし、2区のエースへと託すシーンは感慨深いものがあります。
そして、テレビ画面の左上のテロップが「鶴見中継所 1区▶2区」に切り替わり、鶴見中継所の高いところ(ビルかな?)にあるカメラから、先頭を走る選手が映し出されるのもワクワクします(箱根ファンなら、この感じ伝わるかな)。
毎年、この瞬間に魅せられている自分がいます。これからもこの瞬間を楽しみに(もちろん他の場面も)駅伝を見続けたいと思います。
青学の1区特集はこれくらいにしておいて、次回は青学2区について特集していきたいと思います。
こんな感じで、駅伝について、感想解説をこれから書いていきたいと思うので、よろしくお願いいたします!
箱根駅伝の記事について、しばらくは青学に焦点を当てたものになってしまいますが、お許しを。
それではまた次回お会いしましょう!読んでいただきありがとうございました。